●私鉄高退協便り
  私鉄総連は7月12日から2日間、兵庫県姫路市「姫路市文化センター」で第84回定期大会を開き、17年度運動方針、次期参院選での「もりや たかし」組織内候補擁立など、7議案を決定。第6号議案では、第25回参議院議員選挙「もりやたかし」組織内候補選挙闘争方針を、満場の拍手で決めた。

 田野辺新委員長が組織再建の決意表明

第25回参議院議員選挙組織内候補 
もりや たかしの決意表明

働く者の権利を取り戻す

 
  
  前回の参議院議員選挙において、全国の私鉄の仲間のみなさんをはじめ、多くのみなさまに多大なるご支援をいただきながら、しっかりとお礼ができないまま、今を迎えたことをまずはお詫び申し上げる。
  選挙を通して多くを学んだ。悔しさもあり、投げやりになった時期も正直あった。しかし、そのようななかで気持ちを切らすことなくつなげてこられたのは、多くのみなさんに支えていただいたおかげである。心より感謝申し上げる。
  本日、組織内候補として決定していただいたことは、身に余る光栄である。今、私たちの仕事、暮らし、平和と民主主義、働く者の権利が次々と奪われている。それらをしっかり取り戻し、確実な一歩を踏み出すために、二年後の参議院選挙に向け、全力を尽くして参る所存である。
 田野辺中央執行委員長を先頭にみなさんとともに立ち上がり、ともにたたかうために、「もりやたかし」は、私鉄の組織内候補として、今一度挑戦をさせていただきたい。よろしくお願い申し上げる。


決断受け止めて一緒にたたかう

私鉄総連準組織内衆議院議員 
辻元清美

同じ思いのなかまを国政へ 
次期参院選では連携し努力
 
  選挙に立候補するというのは、個人の人生にとってとても大きなことである。
 私は、もりやさん個人の人生を考えれば、選挙に出た方がしんどいと思う。しかし決断してくださったのは、自分のためではない。「私鉄に集う仲間の暮らしや職場を守りたい」「誇りをもってみなさんの産業を育てたい」「移動をきっちり保障して、国民の生活を支えていきたい」その国民のみなさまのために、もりやさんは決断をされたのだと思う。
 どうぞみなさん、その並々ならぬ想いを共有し、今日から一緒に運動を進めていきましょう。
 私は力を合わせて、衆議院・参議院できっちりと私鉄の議席を獲得するようにともにがんばる。みなさんも、もりやさんの決断を受け止めて、一緒にたたかっていくことを、私からも心からお願い申し上げる。




               組織拡大に尽力を

        私鉄高退協会長 
小松清人

  昨年の参院選は残念ながら惜敗した。次の選挙でまたがんばる。私たちは、生きている限りは私鉄総連の組織を応援していく。
 これだけ国民をばかにしている安倍政権に対し、私たちも騙されないようにがんばっていく。
 高退協も組織拡大に向けて取り組んでいる。拡大にご尽力をいただけるようお願い申し上げる。



大会宣言

  私鉄総連は、結成から70年を迎えた。これは、日本の労働運動の歴史でもあり、諸先輩方の汗と努力の結晶である。私たちは、これまでの私鉄総連の礎に学ぶとともに、次世代につなぐ運動を、これまで以上に積極的に展開しなくてはならない。
 安倍自公政権は、強引な政治手法で「特定秘密保護法」「安全保障関連法」「組織犯罪処罰法」を成立させるなど、民主主義をないがしろにし、立憲主義をも破壊してきた。私たちは、労働運動のみならず、平和と民主主義を守るため、国民運動として、取り組みをさらに強めなくてはならない。私鉄総連は、その先頭に立つ。
 私たち労働者を取り巻く情勢は、厳しさが増している。特に私鉄・バス・ハイタク産業では、長時間・不規則勤務に加え、要員不足がさらに深刻化している。こうした中でも日夜懸命に働き続ける、労働者の権利と労働条件を維持・向上させることは、労働組合の責務である。しかし、一企業の労使だけでは解決できない課題も山積している。
 公共交通産業を維持・発展させ、魅力ある産業とするためには、組織内国会議員が必要不可欠である。職場の隅々に「もりやたかし」を周知し、必ず結果に結びつけなくてはならない。総連、地連、単組、そして支部、分会、班に至るまで、すべての力を結集し、私鉄・バス・ハイタク産業の未来を拓く。従って、全組合員がこの想いを一つにし、徹底した取り組みを確実に実践する。
 私鉄総連の歴史と伝統は、自由闊達に議論を重ね、決めたことは必ず守るところにある。結成70年の歴史に胸を張り、春闘、秋闘、退職金闘争、さらには交通政策闘争など、全てのたたかいを、さらに強化することを確認し、ここに宣言する。
2017年7月13日 私鉄総連第84回定期大会
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