●私鉄高退協便り


私鉄総連が旗開き
第37回高退協定期総会

18春闘、平和憲法を護るたたかいを進める


 
  2018年9月11日、私鉄高退協が第37回定期総会を開き、議案すべてを原案通り決めた。参加者は代議員、役員を含めて110人。

 この総会で、2年間務めた小松清人会長(東京地下鉄)が退任、新たに渡辺幸一さん(東京地下鉄)が選出された。渡辺新会長は、私鉄総連元中央執行委員長。事務局長も、総連本部中執の志摩卓哉さんに替わり、新たな布陣となった。

 方針は、「反原発」を踏襲。「再生可能エネルギー」への転換を決め、「立憲主義を破壊させる安倍政権の暴走を止めるために、日本国憲法の理念を護り続ける」と護憲の立場を明確にした。

 来年7月に行われる第25回参議院比例代表選挙で、もりや たかし 私鉄総連組織内候補の必勝を期すことを再確認し、担当中執 宮ア功一さんが総連本部の取り組み状況を報告した。

 会議後の懇親会に駆け付けた「もりや たかし」候補は、安倍政権に終止符を打ち、社会保障制度の安定など高齢者がかかえる諸課題の解決をめざし、全力でたたかう――と力強く挨拶をした。
 




現役世代と共に「もりや」選挙必勝へ邁進


―― 私鉄高退協の新会長に選出されて ――

私鉄総連高退協会長
渡辺  幸一
 2018年9月11日に東京にて、110人の参加のもと「私鉄総連高齢者・退職者の会全国連絡協議会(私鉄高退協)」の第37 回総会が開かれました。この総会で、新しい会長に選出されました私鉄関東地連東京地下鉄労組出身の渡辺幸一です。

 前任の小松清人会長の後を受けて、微力ではありますが、この総会で決定された私鉄高退協の活動方針に基づき、全国の私鉄高退協の皆様と一緒に、私鉄高退協の活動と私鉄産別運動の前進のためにがんばる決意ですので、よろしくお願いいたします。

  前任の小松会長には、この2年間、会長として私鉄高退協運動をご指導いただきましたことに深く感謝をしています。個人的にも小松前会長には、40年来、公私にわたって大変お世話になっています。引き続き、今後も小松前会長には、高所大所からのご指導をいただければ幸いと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 総会の内容については、私鉄総連機関紙「私鉄新聞」に後日、掲載されると思いますので、僭越ながら割愛させていただき、新会長として思っていることをいくつか述べさせていただきます。

 第一は、「なぜ、私のような若輩者が会長に選出されたのか?」という驚きについてです。
 私鉄高退協の副会長さんは、各地連の高退協の会長さんが就任されていますし、幹事・会計監査、各単組の高退協の役員の皆さんも含めて、皆さんが、私鉄産別運動を牽引してきた凄い諸先輩ばかりです。

 そのような諸先輩方を前にして、「なぜ、私鉄高退協の若輩者の私が会長に…」という驚きの気持ちは、正直消えません。おそらく、諸先輩方の「新会長は、汗をかいて、しっかり動け」という叱咤ではないか、と思っています。

 また、井田隆重元会長(現:顧問)の、私鉄総連本部と私鉄高退協会長13年の経験を活かしなさい、という叱咤で新会長に選出いただいたのだと思っています。
 今後とも私鉄高退協運動の前進に向けて、私鉄高退協の諸先輩方の厳しい叱咤をいただければ幸いと思っています。

 第二は、私鉄産別運動への側面支援はもとより、活き活きと生活できるために、安倍政権の様々な策動と対決をして、次世代に平和で安心できる社会を残すために、私鉄総連や退職者連合などの提起する諸活動に積極的に参画していくことが必要だと思っています。

 アベノミクスの経済政策の失敗を、高齢者への社会保障費削減と負担増で乗り切ることを許してはなりません。憲法改悪などもっての 他です。

 第三は、来年7月の参議院議員比例区選挙において、私鉄総連組織内候補である「もりや たかし」さんの当選に向けて、全国の私鉄高退協の皆さんと共に邁進することだと思っています。

 この「もりや たかし」候補の当選に向けた活動は、当面する私鉄高退協の最大の課題だと思っています。「今度こそ、今度こそは」の想いは、私が言うまでもなく、私鉄高退協の全国の皆さんの想いだと思います。

 私たちの長い人生経験のネットワークを活かし、私鉄総連の現役の皆さんとも連携を密にして、「声かけ」運動を強めることが大切だと確信をしています。

 以上、いくつかのことに絞って、新会長として思っていることを大変僭越ですが、述べさせていただきました。

 私鉄総連・各地連・単組の皆さんとの連携を密にしながら、全国の私鉄高退協の皆さんと手を携えて運営をさせていただければ幸いと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
  以上






もりや たかし 必勝に全力

 
私鉄総連中央執行委員長 田野辺 耕一
  全国からご参加の皆さんの元気な笑顔に接し、嬉しく思っています。

 大阪北部地震、西日本豪雨、度重なる台風被害、北海道地震など多発する自然災害で被災された皆さんにお見舞いを申し上げると共に、犠牲になられた方々へお悔やみを申し上げます。

 朝鮮半島情勢、米朝首脳会談、トランプ大統領による貿易摩擦など、新たな火だねが国内にも影響しています。
 そのうえ安倍政権により歪められた働き方改革は、長時間労働が改善されないなど不十分な法案であり、森友・加計問題に関する文書改ざんや説明責任をまったく果たしていない等々、政治は国民から離れて行く状況が続いています。

この夏の私鉄総連第85回大会では、@主要闘争の取り組み、Aライドシェア(自家用車での相乗り)など新たな課題を含む交通政策、B第48回衆議院選挙から大きく変化している安倍一強での政治課題、C統一自治体選挙では、参議院選前の重要な選挙として位置づける、D第25回参議院議員選挙における「もりやたかし」組織内候補の必勝――などを決定したところです。

 安倍政権から、働く者の政治、安心安全な社会保障の充実を取りもどし、戦争とテロを許さない、平和憲法を護る取り組みを強め、もりやたかしを当選させることが、私鉄総連にとっての最大の課題です。
戻る