●私鉄高退協便り

写真は、1月5日に行なわれた旗開きで挨拶する田野辺委員長(上段)
2段目:連合神津里季生会長、於ァ憲民主党・枝野代表


私鉄総連が旗開き

 田野辺中央執行委員長
18春闘、平和憲法を護るたたかいを進める


 
  私鉄総連は1月5日11時30分から、本部で、2018年新年旗開きを行なった。
 連合をはじめ友好産別役員、立憲民主党、社民党所属議員、厚労省、民鉄協・バス協・全乗連の経営者団体役員、および全労済・労金協会など関係団体役員、関係業者役員、私鉄総連の役部職員など、約110名が参加した。

 冒頭、あいさつに立った田野辺委員長は、
「働き方改革のなかで私鉄総連は、長時間労働是正に向け取り組んできた。しかしなかなか思うような是正への取り組みが進んでいない。連合、交運労協などともに、今年も力を入れて進めていきたい」「18春闘では、組合員の生活と雇用を守るために賃上げに臨む。連合の産別とともに、足並みをそろえた取り組みを強めたい」
「安倍政権は、憲法を改悪しようとしている。平和運動に取り組みながら、平和憲法を護っていきたい」
 と抱負を述べた。

 来賓とし参じた神津連合会長は、「昨年10月の大会で、私鉄総連から厳しい意見をいただいた。そのことを踏まえ今年どうしていくか。どういう状況を作り出すことができるのかが課題。ある意味で、政治に最も正面から向き合っている団体という誇りを持って、連合は進んでいかなければならないと思っている」と述べるとともに、「私たちは、働く者本位の政治、働く者本位の政策理念を共有できる人たちと手を結ばなければならない存在である。2月16日には連合フォーラムを立ち上げる。今後とも一つひとつ環境整備をしながら、何があっても再び政権与党に漁夫の利を与えないために、一生懸命汗をかいていきたい」と訴えた。

 この他、交運労協の住野議長、立憲民主党の枝野代表、民進党の増子幹事長、社民党の吉川政審会長らが連帯のあいさつおこない、私鉄総連の2018年活動をスタートさせた。



 
あいさつをする神津会長と威勢良く行なった鏡開き


真ん中の広い道を真っ直ぐ進む

神津里季生連合会長が決意
 連合は1月5日16時から、日暮里「ホテルラングウッド」2018年新年交歓会を開いた。
 各政党代表や駐日大使、政府関係者、経済団体、労働界などから約1000人が参加、鏡開きで意勢いをつけた。

 冒頭、主催者を代表して神津会長が挨拶。昨年の酉年について「“トリ”に行く年として、春季生活闘争では中小が大手を上回り、非正規が正規を上回る成果を連合の仲間が引き出してくれた」と振り返りつつ、「数字も大事だが、連合はすべての働く人のために、いかに“底上げ”をはかるかが重要だ」と今春に込めた思いを訴た。さらに、世界中で分断、対立構造が進んでいることを憂い、「私たち労働組合は、分断をもっともきらう組織だ。私たちは包摂社会を希求する。」と訴え、「すべての働く者の真ん中の広い道をまっすぐ進む」と決意を述べた。
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