事務局便り
<年頭あいさつ>

生き生きと安心して暮らせる社会をつくろう

私鉄総連高齢者・退職者の会全国連絡協議会会長 渡辺 幸一


2020年の年頭にあたり、私鉄高退協に結集する全国の諸先輩方を代表して、僭越ですが会長として年頭のごあいさつを述べさせていただきます。

 一昨年の9月の私鉄高退協第37回総会で会長に選出していただいた時に、新会長としてのあいさつで、「当面する私鉄高退協の最大の課題は、森屋隆組織内参議院議員候補の当選である」と決意を申し上げさせていただきました。

 全国の私鉄高退協に結集する諸先輩方に並々ならぬご奮闘をいただき、見事に当選を実現することが出来ました。改めて、全国の諸先輩方に心より深く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 私たち私鉄高退協は、シルバーエイジの切実な思いを胸に、私鉄総連とともに、森屋隆組織内参議院議員と一緒に諸課題の解決に向けて、ともにがんばっていきたいと考えています。

 さて、日本は、いうまでもなく人口減少、超少子高齢社会に突入しています。このような時代背景のなかでは、退職者連合が掲げている年金、医療、介護、子育て支援などの私たちの暮らしに欠かせない社会保障制度の維持発展は、重要な課題です。

 しかし、安倍政権のもとで、社会保障制度は給付の抑制と自己負担の強化が推し進められています。今年の通常国会には年金改正法案が提出され、給付の抑制がもくろまれています。私たち私鉄高退協は、退職者連合の掲げる持続可能な社会保障制度の実現をめざし、取り組みを進めていく必要があります。

 また、安心して暮らせる基本は、平和な社会です。「平和なくして社会保障なし」と活動方針で確認させていただきました。この基本は、黙っていては実現できません。そのためにも立憲主義、民主主義を否定する安倍政権と対決し、平和と民主主義を守る取り組みをすることも大切な課題です。憲法改悪など論外です。

 私鉄高退協は、当選された森屋隆組織内議員とともに、今年も粉骨邁進します。

文は私鉄新聞2020年元旦号より転載




被災支援への取り組みに感謝

日本私鉄労働組合総連合会中央執行委員長 田野辺 耕一

 新年を迎え、組合員のみなさまには、安全第一に職場から公共交通産業を支えて頂いていることに感謝を申し上げます。そして、ご家族の大きな支えがあることにも、重ねて御礼申し上げます。

組織内国政議員の誕生
 第25回参議院議員比例代表選挙に於いて、捲土重来を期し(中略)、悲願であった組織内国政議員を誕生させることができました。厳しい選挙戦のなか、ご苦労をお掛けしながら取り組みを進めていただきましたことに、心から感謝と御霊を申し上げます。
 
 森屋骼Q議院議員の活躍で職場の声を国政に届け、交通政策を前進させ公共交通の維持・活性化をはかり、さらに職場を守り平和で安心して暮らせる社会をめざします。末永く組織内議員を支えていただくことをお願い申し上げます。

災害からの復旧・復興
 近年、自然災害が多発し、甚大な被害をもたらしています(中略)。被災された全てのみなさまに、お見舞を申し上げます(中略)。

 また、この台風被害を受け、森屋参議院議員は、被災地の組合や被災現場を視察し、政策推進私鉄国会議員懇談会に働きかけ、鉢呂会長、辻元事務局長とともに、国土交通省との復旧・復興に向けた緊急ヒヤリングや、国土交通大臣への申し入れなど、職場組合員の目線で早期復旧をめざしています(中略)。

主要闘争の役割
 組合員の生活と雇用、労働条件の維持向上には、春闘・秋闘は重要な役割を担っています。20春闘は、継続した賃上げをめざすとともに、労働の価値に見合った賃金を追求し、月例賃金に拘り、交渉を進め、魅力ある産業とするために取り組みを進めます。
 
平和の尊さ
 米国の自国第一主義は貿易・経済にも影響を与えています。そして、TPPやパリ協定、イラン核合意からも離脱するなど、多国間の協調を軽視しています。異なる国々が利害を調整し、多くの国々の安定と発展、繁栄をはかることが国際平和に繋がります。

 安倍政権も、平和憲法に自衛隊の明記をめざすなど、平和な社会が国内でも脅かされています(中略)。

 結び
 時代は、激動の昭和から災害の平成、令和になっても災害が発生していますが、尊い人命を失うことのない、安心・安全社会になり、組合員とご家族のみなさまが幸多き年となりますことを6祈念申し上げ、年頭のごあいさつに代えさせていただきます。

私鉄新聞2020年元旦号から抄録



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