事務局便り | |
退職者連合は9月17日、連合との共催による「全国高齢者集会」を、東京・文京シビックホールで開いた。 スローガンは、「生き生きと安心して暮らせる社会をつくろう」。 集会は2部構成。第1部は「交流の広場」として、創作和太鼓『暁鼓遊』の豪快な演奏と、『ラフターヨガ』による呼吸法の指導。双方で約40分近いイベント。 第2部は式典。主催者代表として人見一夫退職者連合会長の開会挨拶の後、連合の神津里季生会長が社会保障制度の再構築を訴える。 政党からは、立憲民主党:枝野幸男代表、国民民主党:玉木雄一郎代表、社会民主党:福島みずほ副党首が挨拶をした。 基調報告(野田那智子事務局長)、地方からの報告(大阪退連:林会長)、お達者活動の表彰などに続き、集会アピール採択を行い、最後は人見会長の音頭で団結がんばろうを三唱した。 集会後は、約30分の街頭デモ。私鉄は約30人が歩いた。 来年は、9月15日の開催(文京シビック)となる。 |
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2019全国高齢者集会アピール |
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2019全国高齢者集会は、本日文京シビックホールにおいて開催されました。全国から集まった2000人の参加者は、今、日本が抱えている問題、とりわけ高齢者の生活に直結した課題と私たちのとりくみについて確認しあいました。 安倍政権は森友・加計学園での疑惑にいまだに何ら説明責任を果たしていません。国会運営は「文書改ざん・隠蔽・虚偽答弁・強行採決」に終始しています。外交においても、対米では日本の主体的判断はみられず米国追従・武器の爆買い、対ロシアでも進展はなく、対韓国においては戦後最悪の関係に陥っています。 7月に行われた参議院選挙では、自民党は単独では過半数割れ、自公連立でも改憲発議可能な国会議員3分の2を割りました。国民は改憲発議には「ノー」の審判を下しました。 それにも拘らず安倍首相は改憲にさらなる意欲を見せています。安倍政権とそれを支える人たちがめざすものは戦前回帰です。 国民の民意は安倍政権がめざす改憲に反対です。政権のおごり・ゆるみ・政権への「忖度」の横行が次々とあらわになっています。政権の暴走を止めなくてはなりません。 一向に生活が楽になった実感がない中、労働者・子育て世代の若者・子どもの貧困・高齢者、弱者へ向かって社会の歪が表面化しています。沖縄では再三にわたる民意が無視されて、政府の都合で辺野古新基地建設が進められています。福島では帰還したくてもできない事情を抱える家族への支援うちきり、子どもの甲状腺がんの疑いによる健康不安等、さまざまな困難が住民に押し付けられています。 私たちは、そこに暮らす人々の思いや生活者としての願いに寄り添う政治の姿勢を望みます。私たちは平和を求め、核のない世界をめざして「核兵器廃絶に向けた1000万署名」を連合と共にとりくみ、成功させます。 政府は社会保障の医療・介護・年金問題等、誰もが高齢になれば抱える諸問題を、高負担・低サービス・自己責任論で個人に解決を迫り、政治の責任を回避しようとしています。 高齢者は社会の現役としてこれからも積極的に行動し、社会に向かって発信を続けます。 そのために全国各地で仲間を増やし、一層のとりくみ強化・発展をめざします。 |
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2019年9月17日 2019全国高齢者集会 |
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